nokorilifeの日記

残りの人生、ささやかな一コマ綴っていきます♪

「本心」を読んでみました🤔

こんばんは♪

少し前に読んだ本、平野啓一郎さんの「本心」。

彼の本は、「ある男」「マチネの終わりに」が好き。

マチネの終わりに は、映画になりました。

映画もよかったなぁ。福山雅治石田ゆり子、小説のイメージぴったりのお二人でした。

「本心」は、母を失った主人公が母そっくりのAIを作り母の本心を探ろうとして、母と親しかった人と同居する、そういう人との関わりの中から母の思いを知る事にはなるが、誰も本心などわからない。親しい人の本心は知りたいものであるが、それを証明するには難しい。かつて母は、自由死を望んでいた。その理由を聞きたかったがもう母はいない。

知りたいとは思うけど、母とはいえ一人の人間で息子に見せる顔と友人に見せる顔、人は人によっていろんな顔をもつのではないだろうか?

AIを作ったからといって、母のいろんな顔がわかるものなんだろうか?

私には娘がいるけど、母でない顔を知られるのは何か躊躇する。本心、果たして知られていいのだろうか?

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